目標へ向かって一歩を踏み出すのがやる気。
目標達成まで歩みを止めないのが根気。
逆に、めんどくさい、だるいと感じる時は、やる気も根気も出ません。
やる気を出すためのTipsや、根気をたもちつづける気持ちの持ち方など、たくさんの情報があふれていますね。
その中で一番効果がてきめんで、簡単に実行できるのが糖質制限です。
脳内のホルモンバランスでやる気と根気がつくられる
脳内では、興奮系のドーパミンやノルアドレナリン、抑制系のGABA、それらを調節するセロトニンなどのホルモンが分泌されています。
興奮系のホルモンが分泌されると、やる気、意欲が湧きます。
ドーパミンは、自分に対するごほうびを設定して行動することで分泌されるそうです。
ノルアドレナリンも意欲に関連しますが、過剰に分泌されると、攻撃性やイライラ、不安感が出るようです。
一方のGABAはリラックスをもたらすホルモンと言われ、ストレスを和らげたり、興奮をしずめる唯一のホルモンです。
セロトニンは両者のバランスを保つ役割があり、セロトニン不足が脳内バランスを崩す原因になるそうです。
脳内のホルモンバランスを乱す血糖値の乱高下
セロトニンがバランスを保つ脳内ホルモンが、なぜ血糖値と関わるのでしょうか。
血糖値が上がると分泌されるインスリンと深く関係があります。
脳におけるインスリンの役割が非常に重要で、神経細胞の構造や機能、生存に大きく関わっていると言われています。
インスリンが分泌されるきっかけは、血糖値をおさえる以外にも、タンパク質を体内に取り込む時にも分泌されることがわかっています。
古代人が食べていた木の実は、現代の果物のように甘くはなかったと言われてます。
だから木の実からとれる糖質量はとても少なかった。
こうした希少な栄養を口にすると、脳は大量のドーパミンを分泌して、幸福感を与えてくれます。
甘い物を食べた後に訪れる精神が満たされた状態です。
ところが、こうした脳内ホルモンのシステムは、過剰な糖質が体内に流れ込んでくることを想定していなかったようです。
糖質を過剰にとって血糖値が上がって、大量のインスリンが分泌されてしまいます。
ひとときの幸福感に包まれても、それは一瞬のことです。
セロトニンがせっせと脳内のホルモンバランスを保とうとしていましたが、糖質の過剰摂取でいとも簡単(?)にバランスが崩れてしまうのです。
脳内のホルモンバランスを安定させるには糖質をとらないこと!
セロトニンの脳内バランス能力を発揮させるには、インスリンが脳内を混乱させないようにせねばなりません。
チョコレートでGABAをとったり、セロトニンが分泌されやすい環境や食事も大切です。
その前に、脳内バランスを壊すインスリンを抑えるために、糖質をとらないことが先決ですよね。
バランスを保てるようになると、ドーパミンやノルアドレナリンによるやる気が適量出て、不安感を取り除いてくれるGABAが根気を与えてくれるでしょう。
ひとときの幸福感(ドーパミン)のために、脳内ホルモンのバランスを崩すようなことがあってはいけません。
脳内のしくみをざっくりとでも理解することで、生活の質が上がることでしょう。
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