入社してからの年数の長さに関係なく、仕事上の悩みが尽きることはありません。みなさん、どのように解消しているのでしょうか。解消せずに抱え込んでいませんか?
国内企業の働く人が悩む原因は現場まかせの教育と役割設定
学費を払って通っていた学校と、お給料をもらう社会人では、求められるものに大きな違いがあります。
新卒社員向けには、この切り替えのための研修が設定されることが多いですね。
名刺交換の方法や、あいさつの仕方、ビジネスメールの書き方など、形式的なことは教わります。
ところが、その後に配属された部署で、上司や先輩から指示される業務への対応については、意外にもマニュアルなどはなく、見よう見真似でやる「OJT」まかせになります。
こうしたOJTまかせは、国内企業のほとんどにあてはまります。
親切で手取り足取りの職場もあれば、見て盗めという職人のようなところもあります。
その部署のリーダー次第なのです。
そして、そうした教育体制は新人だけでなく、中堅社員になっても同じなのです。
当たり前の話ですが、新人の仕事と、2、3年目の仕事には違いがあります。
10年目になって部下を持ち、上位マネジメントの意を汲んだチーム運営をするようにもなるでしょう。
そのときどきで、それなりに教育プログラムがある企業もあるでしょうが、個別指導をする企業は少ないようです。(あるでしょうか?)
私は外資系の企業の経験もありますが、外資は役割が明確に設定されているため、マニュアルがあります。
国内企業で働く難しさは、職場まかせ(OJTまかせ)の教育、、というか、役割の設定にあります。
上司やその職場の考え方によって、同じ役割で実際に求められることが変わるのです。
どう振る舞うか、どこまで自分の守備範囲か
職制における権利の範囲や義務の範囲は決まっているでしょう。
ところが、職場における役割の範囲が曖昧になっていることが非常に多いのですね。
だから上司や先輩が唐突に決めたことが役割範囲になってしまう。
ここまでやればいいか?と思っていたら突然より広い範囲をカバーするように言われる。
ムダな忖度や、根回しや、余分な業務はこうした曖昧さから生まれていることが多いのです。
そんな職場で、それなりの期間を働こうと思うなら、それなりに覚悟や戦略が必要だったりします。
職場の役割の相談は職場でできるのか
一番いいのが、その職場の上司や先輩に、疑問をぶつけてしまうことです。
しかしそれができないケースがあります。
上司や先輩にそうした相談を聞く姿勢がないか、聞きにくいかです。
そうした場合、あなたは一体誰に相談すればいいのでしょうか。
であれば、ご連絡をください。
サラリーマン経験26年の現役管理職のカズが相談に乗ります。
次回は、なぜそういう相談に乗るようになったのかを紹介していきましょう。
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