心身の好調はタンパク質がカギ

栄養素

人間の筋肉、骨、臓器、皮膚、そして髪の毛や爪などの主成分もタンパク質なんですね。

タンパク質は20種類あるアミノ酸がいろいろな順番でつながったものです。

ヒトのタンパク質と、他の生物のタンパク質は異なりますが、そのパーツとなるアミノ酸は生物で共通です。

タンパク質を食事で体内に入れたら、それを一回アミノ酸に分解して吸収してから、ヒトのタンパク質に合成するというプロセスが大切なんですね。

しかも、この合成のために、すでに体内にあるタンパク質を一旦分解して材料としているらしいです。

タンパク質のリサイクルともいうべきプロセスですね。

食事で十分な量をとらないと、この体内のタンパク質のリサイクルばかりとなります。

成長期の子どもや、トレーニングしている成人にとってきちんとタンパク質をとることがどれほど大切か感覚的にわかりますよね。

そして、それ以外の普通の人にとっても、タンパク質は最も大切な栄養なのです。

心の健康に大きく影響するタンパク質

藤川徳美著「うつ消しごはん」では、タンパク質が心の健康に重要であると紹介しています。

タンパク質は脳内で神経細胞と神経細胞の間の情報伝達を担う神経伝達物質の原料になっているからです。

心を落ち着かせるセロトニン、喜びを感じさせるドーパミンなどもタンパク質が足りないと十分につくられないからです。

タンパク質というと、お肉やプロテイン を想像します。

肉体強化ばかりに目がいきますが、実は心の強化にもとても大事な栄養なんです。

肉でタンパク質をとるのが高効率

1日に食事からとりたいタンパク質の量は、年齢や体重で異なります。

だいたい50g〜70gくらいとる必要があるということです。

鉄分を多く含む赤身肉でとるのが効果的と言われています。

食材によってタンパク質の量が異なります。

グリコのサイトでは、食材ごとに100gあたりのタンパク質含有量をまとめています。

牛もも肉 20.7g、豚もも肉 22.1g、鶏むね肉 24.4g、たまご 12.3g などとなっています。

肉だと大体2割程度で計算するといいようです。

60gのタンパク質を1日でとりたいならば、240g程度のお肉を食べないといけません。

プロテイン を活用しよう

消化器そのものや、消化酵素もタンパク質でできています。

一度タンパク質不足になると、悪循環になってしまいます。

お肉がたくさん食べられない、という場合には、プロテイン を使うといいようです。

藤川徳美著「うつ消しごはん」では、ビーレジェンドプロテイン を紹介していますが、人工甘味料を使用しているので、私は「ホエイプロテイン 無添加 ナチュラル」をオススメします。

タンパク質を増やして、心身の好調を維持するために大切なポイントです。

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