腰痛や肩こりは食事の質を疑え

生活

50肩、40肩、腰痛、ぎっくり腰、家事やオフィスワークで体がガチガチという人は多いですね。

私も20代からの腰痛持ちであり、何度もぎっくり腰を経験してきました。

いろんな治療法をためしてきましたが、もっとも効果が高かったのが食事の改善でした。

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腰痛や肩こりの原因は複数あると言われている

腰や肩の痛みは、同じ姿勢をとり続けたり、運動不足が原因だとよくいわれます。

やりたくなかったり、ミスができないと感じるような、強くストレスを感じる仕事をしたあとに、強いコリや痛みが出ます。

姿勢や骨格のゆがみが慢性的なコリの原因だとも言われます。

たぶん、どれも正しいのだと思います。

私の姿勢もほめられたものではないですし、骨格にゆがみがありそうです。

運動も不足気味です。

たまに運動するとコリや痛みが改善されることもなく、ひどくなることが多いようです。

肩こりや腰痛がひどいと、その日は不快感が強く、仕事や勉強のパフォーマンスが上がりません。

効果的な治療はない

社会人になってからも、学生時代からやっていたサッカーをたまにやっていました。

腰痛はプレーに影響するし、週末サッカーした翌日はオフィスでも腰を曲げて歩くありさまでした。

運動の前後にストレッチをすることを心がけました。

しかし、腰回りを伸ばす運動をしても腰痛にはあまり関係ありませんでした。

あまりに痛みが強い時は、整形外科や整骨院に行きました。

整形外科ではレントゲンで診断してもらいますが、異常はありませんでした。

異常がないと、医師は処置をしてくれません。

仕方なく接骨院で、手でマッサージ受けたり、低周波治療器や超音波で治療を受けました。

いずれも効果は得られませんでした。

鍼が効く、という会社の同僚の話を聞きつけて鍼灸もやってみました。

最初に行ったところは、一本ずつ刺して抜く、というやり方のところだったのでした。

肩こりについてはやや効果がありました。

その夜は肩がほぐれていましたが、翌日には元どおりでした。

また腰痛にはほとんど効果がなかってですね。

そこで大量の鍼を刺してくれるところに行ってみました。

一度に40本程度刺し、そのまま30分程度放置するという鍼灸院に行きました。

私の腰痛の原因が大腰筋というインナーマッスルにある、という診断のもと、10センチはあろうかという長い鍼で体の中心まで刺してもらいました。

とにかく鍼を入れるのが痛くて痛くて、声を上げずにはいられませんでした。

ネットなどでは、こうした治療で腰痛が治った、ぎっくり腰さえすぐに効果が見られたという話があったのですが、何度か通いましたが、私には大きな効果はありませんでした。

肩こりがひどい時には、ペインクリニックという痛み専門のお医者さんでコリのポイントに注射を打つ、という治療もうけました。鍼と同じように効果はその夜限定でした。

食事の質を改善した副次効果

こうして長い時間を治療に費やしました。

ところが、心身の改善や、生活のパフォーマンスアップを目的に糖質制限を始めると、肩こりや腰痛も改善したのです。

なぜでしょう。いろいろ調べました。

「糖質過剰」症候群 あらゆる病に共通する原因 (光文社新書)

によると、糖質過多の食事をとると、体内で糖がタンパク質とくっつく「糖化」という反応が起こりその結果、「終末糖化産物(AGEs)」ができて、それが炎症反応を引き起こすらしいのです。

血糖値に応じてAGEsはどんどん生成されます。

このAGEsが悪者で、AGEsが蓄積された筋肉や靭帯・腱は、弱くなったり、質が悪くなるのです。

だから、高血糖な食事をしている人は、怪我が多かったり、腰痛や肩こりといった筋肉や骨の異常状態になりやすい。

高血糖な食事をやめて、AGEsが生成されにくくなったことで、肩こりや腰痛が軽減されたのです。

感覚としては、糖質を過剰に摂った翌朝は、体がこわばります。

足首、足の裏、かかとや指の関節など。

違和感のような、ひっかかりのようなものを感じるんです。

糖化してできたサビとも呼べるAGEsが筋肉や靭帯などにくっついて動きが悪くなる、というイメージでしょうか。

サビ、というより焦げに違いとも言われています。

是非、食事を改善して肩こり、腰痛を脱却しましょう。

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