リゲイン、リポビタンD、チオビタドリンク。
こうした栄養ドリンクに入っている栄養素にタウリンがあります。
レッドブルにも海外版では入っているらしいです。
この「タウリン」が入っていることがいったいどんな効用を生むのでしょうか。
結論から言いますと、特段元気になることはなさそうです。
カフェインの量に気をつけて飲みましょう。
タウリンの効用はホメオスタシス作用
リポビタンDのウェブサイトにも堂々と記載されていますが、
タウリンというアミノ酸の重要な役割として、
「ホメオスタシス作用という身体の恒常性維持」
をあげています。
体内の状態を一定に維持できるように調節する機能のことです。
外的な環境に関わらず、体温や血圧を一定に保つ機能が代表的なものです。
タウリンは力みなぎるイメージとは真逆な抑制性神経伝達物質
脳内ホルモンと呼ばれる神経伝達物質には興奮性と抑制性の2種類ある。
ドーパミンやノルアドレナリンは興奮性であり、GABAは抑制性である。
ではタウリンは?
あのCMを覚えている方からすれば、興奮性に違いない!
と考えるだろう。
しかしどうやら正解は抑制性らしいのです。
飲んだタウリンが脳に届くのか
積極的に脳内に届くという研究結果はないという話もあります。
だとすると、リポDなどのタウリンの効用は、脳内に届いて抑制的な作用ではなく、また別なのかもしれません。
タウリンのはたらきには、細胞膜の保護や修復作用もあり、目の修復には効果がありそうです。
しかし、栄養ドリンクを目の修復を目的に飲む人がどれだけいるのか。
糖質の代謝を活性化するビタミンBが主な栄養素なのか
リポDのページをよくよく読むと、結局のところ、糖質からエネルギーを生成する時に必要なビタミンB1の補給について記載されています。
アリナミンVについてのエントリでも書きましたが、そういう意味ではビタミンB1サプリとなんら変わりありませんね。
アリナミンVは、ビタミンB1の吸収効率を上げるフルスルチアミンを含むことで、価値があることを訴求しています。
一方、リポDは特にそこには優位性がありません。
むむむ。です。
結果的にアリナミンVと同じく、カフェインが頼みの綱なのではないか、と言いたくなる内容です。
私は飲もうとは思いません。
以上失礼いたしました。
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