暗号資産関連のニュースって、使われている用語が独特かつ類推不可能なものが多いと思いませんか?
私は40年前の小学生の頃からパソコンに慣れ親しみ、大学は理系国立大学、大学院は情報処理系の研究科で人口知能の研究をしていました。
就職してからもソフトウェア開発一筋の25年間。
DX、UI、UX、AI、クラウド、エッジ、IoT、DoT、5G、MR、VR、AR、NFC、BLE、、、、大体のIT関連用語は説明できますし、日常的に使います。
株式投資も15年以上の経験があり、
ところが、そんな私が暗号資産関連ニュースを見たときに感じる疎外感、というか耳慣れない言葉感。
登場する技術の名称だけでなく、企業の名前やサイトの名前なども耳慣れないものばかり。
技術については得意エリアなので、基礎から本読んで学びますが、その他については何がわからないのか、をはっきりさせるために、最新ニュースの読み込みを日課にして学んでみようと思っています。
ぶ、ぶろっくちぇーんゲームって??
1/12つけであたらしい経済にアップされた記事。
バイナンス、ブロックチェーンゲーム「League of Kingdoms」のトークンIEOへ
バイナンスが、ブロックチェーンゲームのトークンを発行することが分かった、らしい。
このブロックチェーンゲームは「リーグオブキングダム」という大規模多人数参加型オンラインゲームのことで、「NFT技術により、土地を完全に所有し、自由に取引することが」できるとのこと。
私はこうしたオンラインゲームの経験がないのですが、うちの子がやっているのを端で見ていたことはあります。
あ、ブロックチェーンゲームではないですけど。
フォートナイトとかマインクラフトです。
リーグオブキングダムのようなブロックチェーンゲームが、普通のオンラインゲームとどんな違いがあるのかピンときませんね。
ブロックチェーンゲームと既存のゲームの最大の違いは、ゲーム自体が消滅してもキャラクターやアイテムが資産として残せるところだといいます。
既存ゲームは、ゲーム会社のサーバー上にプレーヤーのアイテムなどの情報が置いてあります。
ですから、ゲーム会社の一存でプレーヤー情報を消したり、ときには改竄することもできます。
そのあたりはゲーム会社にパワーが集中しているわけですね。
一方のブロックチェーンゲームは、アイテムやこの後出てくる各種の資産をゲーム会社のサーバーではない場所で管理します。
だから、そこで得たトークンやアイテムを自分の所有物として保持できる、というのです。
ゲームで得る資産を仮想通貨と紐づけているゲームなら、どうやらゲームで稼いだり、ゲーム内の課金対象を仮想通貨で買ったりもできるようですね。
ゲームの中で獲得したり作成したアイテムを自分の所有物としてどこかゲーム会社ではない場所に置いておける。
これをまずは押さえておくにとどめましょう。
LOKAにIEOにバイナンス
ここまではまだいいでしょう。
想像できる範囲の中の話ですね。
問題はここからです。
「リーグオブキングダムのトークン「LOKA」のIEOを行うことがわかった」
IEOってなんだ。。
IEO:Initial Exchange Offering。仮想通貨における資金調達方法の一種。
ああそうですか。
え???なんだか全然わかりません。
ええと、IEOという資金調達法を用いるために、IEOのためのプラットフォームというのがそれを使うらしい。
おそらく仮想通貨を発行する側から見た時の資金調達の手段であることがわかります。
IEOを調べると、その前にICOについて知る必要があることがわかりました。
ICO:Initial Coin Offering。これも仮想通貨発行者にとっての資金調達方法のひとつ。
投資家サイドから見たら、値上がりを狙って新しい仮想通貨を早めに買う、ということですね。
未公開株の購入のようなものですね。
ICOは新しい仮想通貨を発行する人たちと、買いたい投資家が直接取引をするということで、未公開株のやりとりに似ています。
そうするとどういうことが起こるのか。
そうですね。詐欺などの犯罪が起こるのですね。
実際、ICOの「8割が詐欺」と言われるほどで、ネットを検索しても事例がわんさかでてきます。
そこで登場するのがIEOというわけです。
IEOでは、発行者と投資家の間に取引所が入ってきます。
この取引所が発行者とその仮想通貨を審査して、合格したものだけが投資対象になるということです。
元のニュースに戻りましょう。
バイナンス、というのはこの取引所の名前で、IEOに限らず仮想通貨全般を扱っています。
このバイナンスが、IEO向けのプラットフォームを提供しているのですね。なるほど。
その名前が「バイナンス・ローンチパッド」。
今回、仮想通貨を発行するのがリーグオブキングダムを提供しているゲーム会社で、その名称が「LOKA」。
ICOだったら、投資家が直接のゲーム会社からLOKAをビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨で購入するところに、バイナンスが入ってくれる、ということですね。
さらに、IEOの場合は、取引所が発行している仮想通貨を使って取引をするようで、バイナンス・ローンチパッドの場合、バイナンスが発行しているBNB(バイナンスコイン)を使います。
LOKAが今後成長するぞーと思う投資家は、このBNBを手に入れて、IEOに使うように設定すると、分け前が多く割り当てられるようです。
知らんけど。
ニュースの内容についてだいぶ理解ができました。
ただ、このニュースは誰向けで、どんなバリューがあるのか、今のところ私にはわかっていません。
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