退職後の事業3本柱のひとつに、コミュニティ運営を据えたい。
ちなみに他の2本は、何かのコンサルと、時給請負を考えている。
他の2本についてはおいおい。
20年前の出来事
1990年代後半から、フットサルのコミュニティサイトを立ち上げて数年間運営していた。
Googleもない時代で、Yahooのディレクトリサービスで数少ないサッカーカテゴリに名を連ね、それなりの人気サイトになっていた。
のちにYahooに吸収されるスポーツナビに合流するか、という話にもなったが、当時の私はその勇気を出せずに緩くアドバイザー的な立ち位置でお手伝いするのみとなった。
フットサルのコミュニティサイトは、当時ほとんど流通していなかった競技フットサルの最新情報を全国、世界から集めて配信するというもので、競合もなく、ブルーオーシャンで全盛期は年商1000万を超えた。
当時、サッカーライターや、サッカー雑誌系の編集者ととても仲良くしてもらって、この業界の仲間に入れてもらうのもいいなあ、と思うこともあった。
あれから20年。会社員としてそこそこ頑張れたと思っているから特に後悔などはないけど、その時の体験・経験はこれからのコミュニテイサイト作りに大いに役立つと思っている。
上記のように、苦しい経営のスポーツナビはその後、Yahooに吸収されてひとつのコンテンツになって今に至っている。
スポーツナビは、ドットコムバブルさながらの当時の時流に乗ってIPOを狙ったけど、キラーコンテンツが最後まで見つからなかった。
今やりたいコミュニティサイトとは
フットサルの時は、自分がサッカーをやっていたこともあり、フットサルという新しい競技に魅力を感じて、興味の赴くまま深掘りして、そこで得た情報を配信するだけだった。
ニッチだったけど、まさに世の中の動きの先取りをしたことと、フットサルというスポーツが持つコミュニティ性(チーム活動だとか、仲間作りだとか)もあいまって、運営はとてもうまくいった。
私にとっての第2のフットサルとはなんだろう。
最初から、興味のないものは除外して考えてみる。いくら市場性があっても、興味が湧かないものをテーマにしても、続かないし、いいものにならない。
興味 > 市場性
のスタンスでいく。
ニッチだとしても、自分が興味をもてて、同じ興味を持つ人に刺さるコンテンツ、コミュニティだったらきっとうまくいくはず。それは今も20年前も変わらないだろう。
20年前との大きな環境の変化とは
最大の変化は、今は動画全盛だということ。
フォーカスするテーマが、動画で大きく取り上げられていて、そこで集客されたユーザーがオンラインサロンでコミュニティを作るような流れになっていたら、後追いで立ち上げるのは難しいだろう。
興味第一と掲げたけど、興味があっても、すでにコミュニティがある場合は避けるしかない。
もうひとつは、汎用SNSが全盛だということ。
X、instagram、facebookといった米国製メガSNSが、生活の一部になって久しい。
オンラインコミュニティではCHATWORKだとか、SLACK、LINEなどがメジャーで、プラットフォーマーの世界なので、私が付け入る隙は全くない。
身の回りのニッチな世界を探す
特定のテーマで、個別のコミュニケーションツールを使ってコミュニティを作ることもあるが、それはとても軽い機能だけに限定したものがあるようだが、弁護士ドットコムのような異色のサービスが目を引く。
私が考えているニッチに比べると大規模だけど、なかなか絶妙なサイズ感の市場で、参入障壁も高い。
今の私の身の回りの関心事は以下のとおり。
- サッカー。特に50代以降のおじさんのシニアサッカー。
- エンジニアのワークスタイル研究。特に大企業のエンジニアはある年齢以降は技術だけでは待遇向上が望めなくなり、方向性に悩む傾向が見られる。そんな若手エンジニアと大企業での生き抜く方法を共有したい。
- 会社の定年制度。定年前後の生活の変化、仕事の変化。
- ヴィンテージオーディオや家電が、80年代のパソコンが好き。けど飾る程度。
- 3人の子を育てた経験。
書き出してしまうと淡白な印象。熱く語れるテーマがなさそう。これは仕切り直して考えないといけないな。。。
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